南島暮らし板前KENブログ

南レイテ島暮らし何もない地域で生活情報

台風直撃

2021年12月17日    金曜日


行く朝早朝、日が明けるとともに、住む町を一周してみた。
私の住む、近くの住宅崩壊 3件 屋根破損36件 水道 電線 電柱横倒し。


近くの住民は以前のヨランダ以上の強風と長い時間とも恐怖を味わったという。


暗闇に懐中電気 家族で台風が収まるまで、一同待機
私も朝一番で、隣の家がマンゴーの木で倒壊 住民は避難場所で待機


少々古代貝山の上にある個人宅、すべて屋根を吹き飛ばされてしまった。
私の家もココナッツの実が直撃、大きな穴 ドア強風で破損
家の中は、強風で水が床上浸水状態。


国道を見れば大木が、道路をふさぎ金で交通不可能、一本 二本どころではない。


ココナッツの大木もほとんどが倒され、直撃された家など多数
近くの住民に被害がなかったことだけでも良かった。


2021年12月18日     土曜日


災害から3日目となり、被害情報が続々報告され始まってきた。
なんと、P,BERGOS リマサワ島の中間を台風が横切ったようだ。


当然、P,BERGOS商店街は,満潮時間でもあり、住民は津波でもっ来たのかと思うほど、車やいす フェンス ボート 岸に打ち上げられ、完全修復不可の状態までになっていた。


リマサワ島住民の住宅はすべて崩壊
行き場を失った人でP,BURGOSが混在を見せていた。


食料品など身近な不足品を買い求めてのリマサワ住民
P,BURGOSも被害が大きくスーパーもクローズ


皆さん口を揃えて言うのがヨランダ以上、道路が海に代わることなどない。


すさまじい爪痕を残し、地元住民も 自宅補修で大忙し
ただし、お金のない家庭は、貰い物や 売掛でブルーシートを屋根に煽るだけ。



2021年12月19日    日曜日


道路倒壊した大木やココナッツの撤去作業が始まり、何とか片側通行できるようになった。


警察や消防 総勢150名体制での撤去作業
チェンソーで次から次へと大木をカット、人力で大木を道路脇へ


電線 電柱の傾きや横たわるココナッツ 絡み合った電線
レスキューも四苦八苦状態。


普及の見通しもなく、住民自体水を求めて うーぉーたーステーションへ駆け込み


長蛇の列 給水にスタッフも混乱
私もやっと自宅の仮補修が済み、地元住民のために発電機をフル稼働。


懐中電気 携帯電話 小物充電のみ
数時間で約50人以上の住民が集まり。仮充電50%
延長コードを繋ぎ捲っても、充電器の限界ぎりぎりまで、


私の住む町には日本人私一人、できるだけの対応はしている。
皆さんからありがとう 電話だけでも充電できたことに感謝するといわれ何とか地元住民の手助けはできているようだ。


2021年12月20日      月曜日


台風4日目
道路の倒木撤去 住民もお手伝いで、車 バイク 支援物資が、フィリピン政府から送られ始まった。


地区によって支給物資がマチマチで、住民から苦情も出る。
ボンボンマルコスも、現地視察をしたようだが、市長に手渡しで義援金を渡したそうだ。


フィリピン有る有るは、とりあえず市長のポケットを温かくし、少々義援金にふるまう。 確かではないが、フィリピンスタイル。


住民にも緊張と不安、どんどん募ってくるのが分かる。
私もできる限りは、対応しているが、個人の限界はすぐそこまで来ている。


一番恵まれたのが、天候である。
雨も降らず、屋根の修理に励む家族や親せきなど。


発電機のガソリンが、町から消えた。
とにかく、MAASINへ発電機用のガソリンを、調達。 ところが、大きな町MAASINでも発電機用のガソリンが不足。


いつ搬入されるか検討無し。
日本の津波と被災地の状況 本当に変わらず。
町に住民があふれ、GIVE ME FOOD の立て看板でアピール。


山岳地帯 市中心部もビジネスどころではない。
取り合えず 家の中の清掃 道路の清掃 塩まみれになった商品など


フィリピンで初めての被災地体験。
これほどまでに、フィリピンの救援物資 ライフラインの開通
山住の問題が、今回南LEYTEを襲った。


一番離島であるリマサワ諸島 住民の避難場所自体確保できていない。
住民は青空の下で一夜を過ごしているという。


台風影響がどこまで広がっているかは、定かではないため私個人的に苦情を言いたいくらい。


ミンダナオ住民の助けが必要と感じる。ところが、シャルガオ島で、相当の被害が出ている、またパナイ島でも死者が出るほど大きな災害とニュースが流れてきた。


一日 一日過ぎることに被害が甚大
笑って生活できる環境ではない。


2021年12月21日     火曜日


台風災害5日目


南LEYTE通信状況がなく、ATM 銀行 パラワンショップなどすべての機能がストップ


家族 親戚にお金の送金お願い。
ところが、通信機器の銀行システムで、送金 受け取り 引き出しが、全然できない。


当然、食料品も変えない状況。家宅の修繕もできない。
一向に進まないライフライン


フィリピンは日本と同じ天災国 ここまで対応が遅いというのも、日本ではありえない。


住民もガソリンが手に入らないということもあり、遠くまでバイクを走らせガソリン給油


ハードウエア^で販売している発電機 数時間で完売


暗闇に連れて犯罪が押し寄せる。
頻拍している状況から、火事ドロボーと同じ行動をする。


金品のものなど物色。
災害が起きるたびに、犯罪がより一層激しさを増す。


私の家にも、ドロボーが入ろうとしていた。
たまたま近くの住民が目視、すぐさま大声でドロボーに警告
金品狙いと思われる。


たまたまろうそくを立てシャワーしている時の出来事。
なるべく発電機のガソリンを個人的に使わないよう気配っていたため、危うくドロボーと鉢合わせするところだった。


災害が発生し、警察の治安も緩くなってのことと思われる。


いつ何時 被害にあうかはわからない。
常に平常心で、明日 未来を向けて考えなければならないと自覚